訪問看護改革論

訪看管理者としての思いを語ります

2022年度の合言葉

㈱らふえるは会社設立時に「喜・自・知・支」という4文字で基本的コンセプトを表現しています。https://laughwell.co.jp/company/company02/

訪問看護ステーションの運営も、この基本理念に当てはめて考えています。

今年度、合言葉として掲げたのは・・・

自:Think it Yourself 

知:Evidence Based Care

支:Challenge the Leadership

そして 喜:Smile for Everybody

 

この4つの合言葉の目指すところは、自分で考えて、他者と協調して行動できるプロフェッショナル人材の育成です。

昨日、車を運転しながら聞いていたラジオから「仕事ができるだけでなく、常に人の役に立ちたいと考えている人が、プロフェッショナルと呼ばれるようになる」という言葉が流れてきました。

よっしゃー!4つの合言葉には、この要素も含まれていると思いましたね。

Smile for Everybody!

らふえる訪問看護ステーションはみんなを笑顔にできるプロフェッショナル集団になりたいと思います。

 

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ポリフェノールスープ:赤

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材料: 赤パプリカ・人参・トマト・紫キャベツ・玉ねぎ・桜エビ(合計約350g)

    トマトジュース200ml・水400ml

    アマ二油・沖縄の塩 少々

作り方:材料を圧力鍋で3~5分加熱。火を止めてからアマニ油ひと回し、塩ひとつまみ。冷めたらミキサーにかける。

訪問看護の看護過程:過程のスタートは利用者の要望

看護過程は一般的に、情報収集 → 問題の抽出 → 看護診断(因果関係の明確化)→看護計画立案 → 実施 → 実施の評価 → フィードバック(計画変更)という段階を踏む問題解決過程です。

訪問看護の看護過程にこれを当てはめようとしても、なんだかしっくりこない・・・。よくよく考えてみたら、スタートが違っていました。

上記のように看護過程は情報収集から始まりますが、訪問看護では利用者およびその家族が、訪問看護師にして欲しいことから始まるのです。入浴介助して欲しい、褥瘡処置して欲しい、お薬カレンダーセットして欲しい、おしっこの管(バルンカテ)入ったけどどうしよう、人工肛門の周囲がただれてきた、認知症の母に振り回されている、昼間独居だから様子見に来て、介護の事相談に乗って欲しい、最後は自宅で看取りたい・・・等々。

まず情報収集しようとしても、大体、訪問看護開始時にはほとんど情報はありません。とくに検査データや画像データなどの客観的データは、開始後もほとんど手にはいりません。情報は日々の訪問看護の関わりの中で、五感を使って収集するしかないのです。

けれども、これらの要望が、どのような身体状況や介護背景から出てくるのか、意味付ける作業を怠ると、ただやっているだけに終わってしまい、利用者の満足感や看護師の達成感は得られません。

スタートは違うかもしれませんが、看護過程という思考過程に沿って要望の根源にある問題点を明確にし、理解してこそ、効果的なケアが実施できると思います。

ポリフェノールスープ:黄色

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ポリフェノールスープ:黄色

材料

かぼちゃ・さつまいも・人参・コーン(缶詰)・黄色パプリカ(合計350g)

豆乳200ml・水500ml

アマニ油と沖縄の天然塩少々

作り方

圧力鍋に野菜と水をいれ3~5分加熱、野菜がやわらかく煮えたら、豆乳を加え蓋を開けたまま沸騰直前まで加熱。火を止め、アマニ油をひと回し、天然塩を一つまみ加える。冷ましてからミキサーにかける。3日以内に飲むのであれば冷蔵保存。長期保存したければジップロックに1回分ずつ分けて冷凍(保存期間は1か月)。

 

訪問看護の質

私が訪問看護ステーションの管理者となってから、ずっと「看護の質を上げる」ということにこだわっています。

 

看護の質は、個人レベルとチームレベルで考える必要があると思います。

個人レベルの質の要素は「知識」、「技術」、「態度」です。チームレベルでは「情報共有」、「連携」、「個人差のカバー力」ではないかと思います。「個人差のカバー力」とはメンバー同士で各々の足りない部分を助言等で補いチームとして個人差の無いケアを提供する協力体制です。

 

訪問看護では一人で利用者宅に赴きケアを提供するので、個人レベルでケアに差が出てしまうことは避けられません。その差を解消するために個人をバックアップするチームレベルの力が必要なのです。

 

らふえる訪問看護ステーションでは、業務の効率化のためにTELESAを開発してきましたが、看護の質向上を目指し看護過程展開のプログラムを追加、看護過程の各段階を見える化し、ICT上で看護実践をディスカッションできる環境を作り、個人差のないケア提供に活用しています。

 

チームレベルの看護の質の向上にもICTが一役買いそうです。TELESAの追加機能については、次回以降にご紹介します。

訪問看護の看護過程:プロローグ

以前、某病院に整形外科系の手術を受けるために入院したときに、受け持ち看護師から看護計画書なるものの説明があり署名を求められました。その計画書の#1には「褥瘡リスク」、#2は「手術に対する不安」とあり、術後の疼痛とか運動機能低下に関連したことなどはもっと下位の問題となっていました。

私が受けた手術は翌日からリハビリが開始される予定となっていたので、褥瘡ができるほど長期の安静でもなく、私には骨突出もなく栄養状態は良好。にも拘わらず説明では術後安静による褥瘡リスクがあるということでした。不安については、多分手術を受ける人が一般的に抱く不安はあったかもしれませんが、私自身はその自覚すらなく、不安は無いと主張しても「でもあるでしょ」決めつけられました。

入院中、これらの看護診断に関するケアを受けたかというと、褥瘡予防のケアは好発部位の観察を含めて一切なし。また、不安に対して「どうですか?」の声掛けも無し。

これらのケアを受けずとも術後経過は良好で、予定より1週間早く退院できましたが、あの署名まで求められた看護計画書は何だったのかと、今だにもやもやしています。

 

看護師は学生時代に看護過程について学びます。臨地実習も看護過程に沿って展開します。看護過程とは問題を解決するための思考過程で、私は看護師が専門職者として基本的に身につけるべきスキルだと考え、筑波大で慢性看護学を担当していた時には、看護過程の教育に力を注いできました。しかし卒業後の臨床現場では、残念ながら形骸化しているのが現実のように思います。これに拍車をかけているのが電子カルテの導入です。看護診断に至るまでに考えを巡らせなくても、定型の看護診断が出力されてしまう・・・ゆっくり考える時間が無い臨床現場では仕方ないことなのでしょうか?

 

私が働いているらふえる訪問看護ステーションでもサービス開始時に「訪問看護開始時計画書」を利用者に提示し、署名をいただきます。看護師から計画書の説明を聞きながら、利用者や家族が「そうそう、そこなのよ、それをやって欲しいの」と言ってもらえると、とてもうれしくなりますし、まず第一段階の信頼関係は築けたと思います。この同意があってこそ、利用者(患者)中心の看護過程が展開できるのではないでしょうか?

しばらくご無沙汰してしまいました。

しばらくご無沙汰してしまいました。

休止している間も、新型コロナウイルス感染症は収束せず、現在はオミクロン株による第6波の只中です。

私たちは2年間にわたる、この感染症から多くのことを学んだように思います。

らふえる訪問看護ステーションでは、直行・直帰を徹底し、そのためのICTも進化させてきました。この経験は、アフターコロナの世界でとても役立つと思います。

 

このブログ、「訪問看護運営改革」と大げさな題名になっていますが、良いネーミングが思いつかないので、このままで発信を再開したいと思います。