らふえる訪看ICT活用日記

訪問看護業務ICT化について日々の実践から綴ります。

訪問看護報告書の作成:SNStで実現する効率化と質向上

3月になりました。2月は29日までしかなかったので、月末書類の作成に忙しい思いをされたのではないでしょうか? らふえる訪問看護ステーションでも、月末書類作成の時間は少なかったのですが、それほど慌ただしい思いもせず、職員の超過勤務も発生しませんで…

らふえるの災害時BCPは?

最近、外に出る仕事が無い日は災害時BCP作成に専念。能登半島地震の状況を見ていると、あれも、これもと盛り込んでしまう。発災後、職員の安全を守りながら、早期に訪問を再開するためには・・・考えても、考えてもきりがない。さらに、らふえる訪問看護ステ…

また、ご無沙汰しました。

研究会を設立し、ブログの名称も変更したのに、また投稿が滞ってしまいました。 言い訳になりますが、この秋は本当に忙しかった。訪問看護のICTによる効率化に関する講演をいくつか行い、看護学校で在宅医療に関する講義をし、本業ではスタッフの病休カバー…

文書類の作成と点検 ① 情報のリンクにより作成も点検も効率的に

Smart Nurse Stationは、利用者の全体像を入力し問題リスト(多職種連携に配慮し「介入が必要な状態のアセスメントシート」と表現)を含む「フェイスシート・アセスメントシート」および「看護・リハビリ過程展開」に入力された内容が「訪問看護計画書」、「…

急な退職者が出てもあわてない。

10月末に、夫の転勤のため看護師2人が退職となり、さらに、長期間病休者が発生し、訪問スケジュールの大幅な見直しが必要になりました。 具体的にどのように調整すればいいのかを明らかにするために、Smart Nurse Stationで11月と12月分の訪問予定のマッチン…

孫に聞かれた、おばあちゃんの夢

高学年になり、勉強する意味に悩んでいる孫から「おばあちゃんの夢は何?」と聞かれ、「日本中の訪問看護師さんがハッピーになることかな?」と答えてみた。 孫の反応は「ふ~~ん」だったけど、大風呂敷と言われても、夢というものは、そういうものなのです…

訪問看護支援アプリTELESAをSmart Nurse Stationに変更して一歩踏み出します。

今年1月、らふえる訪問看護ステーションが開設当初より取り組んできた働き方改革(ICT活用による直行・直帰制の実現)が、日本看護協会から「看護業務の効率化先進事例アワード2022」の特別賞をいただきました。これまで身内だけで使ってきた訪問看護支援ア…

2022年度の合言葉

㈱らふえるは会社設立時に「喜・自・知・支」という4文字で基本的コンセプトを表現しています。https://laughwell.co.jp/company/company02/ 訪問看護ステーションの運営も、この基本理念に当てはめて考えています。 今年度、合言葉として掲げたのは・・・ …

ポリフェノールスープ:赤

材料: 赤パプリカ・人参・トマト・紫キャベツ・玉ねぎ・桜エビ(合計約350g) トマトジュース200ml・水400ml アマ二油・沖縄の塩 少々 作り方:材料を圧力鍋で3~5分加熱。火を止めてからアマニ油ひと回し、塩ひとつまみ。冷めたらミキサーにかける。

訪問看護の看護過程:過程のスタートは利用者の要望

看護過程は一般的に、情報収集 → 問題の抽出 → 看護診断(因果関係の明確化)→看護計画立案 → 実施 → 実施の評価 → フィードバック(計画変更)という段階を踏む問題解決過程です。 訪問看護の看護過程にこれを当てはめようとしても、なんだかしっくりこない…

ポリフェノールスープ:黄色

ポリフェノールスープ:黄色 材料 かぼちゃ・さつまいも・人参・コーン(缶詰)・黄色パプリカ(合計350g) 豆乳200ml・水500ml アマニ油と沖縄の天然塩少々 作り方 圧力鍋に野菜と水をいれ3~5分加熱、野菜がやわらかく煮えたら、豆乳を加え蓋を開けたまま…

訪問看護の質

私が訪問看護ステーションの管理者となってから、ずっと「看護の質を上げる」ということにこだわっています。 看護の質は、個人レベルとチームレベルで考える必要があると思います。 個人レベルの質の要素は「知識」、「技術」、「態度」です。チームレベル…

訪問看護の看護過程:プロローグ

以前、某病院に整形外科系の手術を受けるために入院したときに、受け持ち看護師から看護計画書なるものの説明があり署名を求められました。その計画書の#1には「褥瘡リスク」、#2は「手術に対する不安」とあり、術後の疼痛とか運動機能低下に関連したこ…

しばらくご無沙汰してしまいました。

しばらくご無沙汰してしまいました。 休止している間も、新型コロナウイルス感染症は収束せず、現在はオミクロン株による第6波の只中です。 私たちは2年間にわたる、この感染症から多くのことを学んだように思います。 らふえる訪問看護ステーションでは、直…

前向きにがんばろうとしても、さて、前はどっちだ?

約1ヶ月間ブログの投稿を休んでしまいました。 コロナ関連の状況が目まぐるしく変わる中で、書いては消し、書いては消しで文章を完成することができませんでした。 緊急事態宣言は解除されましたが、これから新しいライフスタイルの模索が始まります。ライフ…

励ましてくれる歌を口ずさみながら・・・

先週14日から、訪問件数を最小限に自粛し、問題が少ない利用者には電話訪問をしています。9日が過ぎ、利用者の状態が悪化したなどの問題は発生していません。電話をかけると普段あまり話していなかった家族と話ができてよかったという報告もありました。 訪…

ICT化しておいてよかった!

らふえる訪問看護ステーションの様子 本日のらふえる訪問看護ステーションの様子です。 職員がステーションに立ち寄る機会を最小限にして感染予防に努めています。 うちは以前から直行・直帰で働いていますが、午後になると誰か来て、結構にぎやかでしたが、…

緊急事態宣言は出たけど・・・

緊急事態宣言が出て1週間以上たちますが、事態は一層混乱しているように感じます。 日本は小さな国なので緊急事態宣言は全国一斉に出してもらえばよかったのにと思います。らふえる訪問看護ステーションは、14日から2週間、訪問件数を減らしていますが、利用…

命を守るための矛盾と葛藤

政府はいよいよ緊急事態宣言を出す決意をしたようだ。 報道では在宅医療や介護に関することは全く触れられていなかったが、らふえる訪問看護ステーションでは、本日、利用者に対して緊急事態宣言が出たときの対応方法(4/4のブログ見てください)について通…

コロナ感染拡大の背後にある在宅医療崩壊にも気づいて欲しい

今日は外出自粛で一日家にいた。テレビでは朝からコロナ関係の報道が流れていたが、感染者の急増に伴う医療崩壊の話題が強く訴えられていた。 病院の医療崩壊は深刻な問題だと思うが、訪問看護に従事している者としては在宅医療はどうするんだというモヤモヤ…

コロナ対策と管理者の責任

連日、コロナの感染者が増えており、緊急事態宣言がでるのも時間の問題かと・・・ らふえる訪問看護ステーションでは、このような事態になった時に慌てすに対処できるように、2月中から対応策を検討し、職場内だけでなく、利用者、ケアマネ、主治医など関係…

コロナ対策:直行・直帰のノウハウ➇ 車どうする?

直行・直帰において問題となるのが、移動に不可欠な車です。 都市部は自転車かもしれませんが、田舎は車がないと訪問看護はできません。 普段は訪看所有の車で仕事していても、直行・直帰となると、車どうする?ということになります。 らふえる訪問看護ステ…

コロナ対策:直行・直帰のノウハウ⑦ なぜ今直行・直帰?

東京を中心とした首都圏は、新型コロナウイルス感染のオーバーシュートの危機が迫っている重大な局面とのこと。 訪問看護ステーションは感染したら重症化リスクの高い人々を対象としているので、感染予防には真剣に取り組む必要があります。 利用者から「(…

コロナ対策:直行・直帰のノウハウ⑥ 職員の戸惑い、不安

昨夜、東京では都知事が週末外出自粛要請をしたり、オリンピックが延期になったり、コロナ感染拡大で、世の中は落ち着かない状態です。個人的にもなんとなくソワソワしていますが、さらに私たち医療職は緊張感を強いられています。 その上、突然訪問看護を直…

コロナ対策:直行・直帰のノウハウ⑤ 気になる職員の動向

今日もらふえる訪問看護ステーションは管理者の林1人で電話番?です。直行・直帰でも、15時位になると誰かしらやってきて、結構にぎやかですが、最近はコロナ感染対策でほとんど誰も来ません。 直行・直帰で管理者が気になるのは職員の動向です。まさかサボ…

コロナ対策:直行・直帰のノウハウ④ 訪問スケジュールの伝達は?

訪問看護活動の要となるのはスケジュール管理ではないでしょうか。 約束の時間に看護師が来ることが、利用者の安心となり、信頼につながるのです。 ホワイトボードに日々のスケジュールを書きだし、朝のミーティングで確認してから、訪問に出かけて行くとい…

コロナ対策:直行・直帰のノウハウ③ コミュニケーションに不可欠なスマホ

ライフワークバランス目的ではなく、コロナ感染のリスク回避のために訪問看護を直行・直帰で実施しなくてはならない状況で、何からお伝えすればいいのか私自身も整理がつかないので、思いつくまま書いていきます。 直行・直帰ではコミュニケーションの仕組み…

コロナ対策:直行・直帰のノウハウ② コミュニケーションの工夫

新型コロナウイルス感染拡大予防のために、人々が物理的な距離を取らざるを得ない状況の中で、ICTは人と人をつなげる役割を果たしています。 直行・直帰による孤独感はコミュニケーションを工夫することで、その問題はほとんど解決します。 らふえる訪問看護…

コロナ対策として直行・直帰を始めるためのノウハウ①

新型コロナウイルス感染症が拡大する中で、職員同士の接触を少なくするために、直行・直帰にしたいがどうすればいいのかというお問い合わせが、いくつかありましたた。そこで緊急対策として直行・直帰をお考えのステーション管理者のために、いくつかのノウ…

新型コロナウイルス感染症拡大に直行・直帰という働き方で利用者と職員を守る!

しばらくブログをサボっていましたが再開します。 さて、書込みをしなかった2ヶ月の間に世界中がこんなに変わってしまうなんて思いもよりませんでした。新型コロナウイルス感染症の報道を見ていると、社会のシステムが崩壊していくようで不安になります。 こ…