らふえる訪看ICT活用日記

訪問看護業務ICT化について日々の実践から綴ります。

訪問看護の質

私が訪問看護ステーションの管理者となってから、ずっと「看護の質を上げる」ということにこだわっています。

 

看護の質は、個人レベルとチームレベルで考える必要があると思います。

個人レベルの質の要素は「知識」、「技術」、「態度」です。チームレベルでは「情報共有」、「連携」、「個人差のカバー力」ではないかと思います。「個人差のカバー力」とはメンバー同士で各々の足りない部分を助言等で補いチームとして個人差の無いケアを提供する協力体制です。

 

訪問看護では一人で利用者宅に赴きケアを提供するので、個人レベルでケアに差が出てしまうことは避けられません。その差を解消するために個人をバックアップするチームレベルの力が必要なのです。

 

らふえる訪問看護ステーションでは、業務の効率化のためにTELESAを開発してきましたが、看護の質向上を目指し看護過程展開のプログラムを追加、看護過程の各段階を見える化し、ICT上で看護実践をディスカッションできる環境を作り、個人差のないケア提供に活用しています。

 

チームレベルの看護の質の向上にもICTが一役買いそうです。TELESAの追加機能については、次回以降にご紹介します。