らふえる訪看ICT活用日記

訪問看護業務ICT化について日々の実践から綴ります。

コロナ対策:直行・直帰のノウハウ⑤ 気になる職員の動向

今日もらふえる訪問看護ステーションは管理者の林1人で電話番?です。直行・直帰でも、15時位になると誰かしらやってきて、結構にぎやかですが、最近はコロナ感染対策でほとんど誰も来ません。

直行・直帰で管理者が気になるのは職員の動向です。まさかサボってる?なんて思いませんが、スケジュール通りに訪問できているか、何かトラブルは起きていないか、また、訪問が無い時間帯にどこでどのように過ごしているかも気になります。本当に気にしだしたらキリがありません。直行・直帰でなければ、昼休みにはステーションに職員が帰ってくるので午前中の業務の確認ができたと思いますが、それが無いと管理者は不安になります。

これもコミュニケーションで解決するのではないでしょうか?訪問が1件終わる度に報告するのは面倒ですが、午前と午後の業務が終わったら、MCSでひとこと報告するなど仕事が順調に進んでいることを管理者が把握できる方法を考えるとよいと思います。

結局のところは管理者がどこまで割り切れるかであり、職員を信頼して任せられるかということです。

労務管理上は、移動時間や訪問していない時間帯(待機時間帯)を勤務時間とみなすかどうかという問題もあります。これもその時間帯に記録整理など業務をしていたことが証明されれば解決することなので、業務終了時に報告させるか、各自に業務日誌をつけさせるかという工夫も必要かと思います。らふえるではソフトに入力することで勤怠管理をしています。今はコロナ対策の緊急時なので、あまり面倒なことは考えなくてもいいと思いますが・・・職員間で不公平感が出ないように管理者は配慮する必要があると思います。

ステーションの設置法人の勤怠管理のルールには、直行・直帰にそぐわないことも多いと思いますが、今はコロナ対策が最優先です。いつもは法人の方針に従わねばならないことで思うようできない働き方改革の体験ができるチャンスです。らふえる訪問看護ステーションでは直行・直帰で働くことで、職員の自主性、自律性が向上したように思われます。

災い転じて福となす・・・働き方改革のチャンスです!