らふえる訪看ICT活用日記

訪問看護業務ICT化について日々の実践から綴ります。

訪問看護サミット2019

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12月6日に横浜で開催された「訪問看護サミット2019」に行ってきました。

今年は日本看護協会開催の「日本看護サミット2019」と共催ということで、参加者は約3000名を越えたとのことです。

医療の在宅シフトにより看護師の役割や活躍の場も地域に拡大していくことが強調されていましたが、訪問看護で働く看護師の割合は3%にも及ばない状態。ここにものすごい期待がかけられています。(大丈夫かい、私たち?)

訪問看護ステーションは訪問看護のステーションではなく、地域の看護ステーションという考え方には賛成。訪問看護だけでなく、地域住民の「生きる」を支える役割を担う事業ができれば地域包括ケアの要として胸を張ることができそう。(できることから始めよう、健康相談とかはできる!)

だからと言って、訪問看護ステーションが機能を拡大することにはリスクも伴う。看多機という事業形態が始まった時に私はワクワクしたが、バックに大きな組織をもたない訪問看護ステーションはちょっと無理と思いました。

点滴指示がでたり、褥瘡の集中処置が必要時など、短期間ステーションに泊まっていただくようなことはできるかもしれませんが、介護事業やディサービスなども併設しなければならないとなると資金的にまずアウト。

理想と現実・・・個人レベルでも国家レベルでもこのギャップあまりにも大きい!